因幡の白ウサギとサラダ油
Q先生の受診して、A子は、真菌症と診断されました。
処方は、内服の抗真菌薬のみ。痒み止めはありません。
先生は、丁寧に現状を説明してされました。
1,顕微鏡の検査で、菌糸は確認できるが、酵母はいない。
2,今は、因幡の白ウサギみたいに皮膚のバリア機能が壊れている。
3,皮膚のバリア機能が壊れた状態でシャンプーすると皮膚が更にダメージを受けて、皮膚の再生が遅れる。
4,皮膚が痛んでいる間は、ぬるま湯で、シャンプーを使わず優しく洗う事。
5,[皮膚が悪くて、体重が落ちますか?]の質問には[皮膚を補修しようとする為に、エネルギーが使われる為に、痩せる。]との事。
何より驚いたのは、サラダ油を勧められた事です。
オリーブオイルを手作りご飯に使っていましたが、サラダ油に変えるようにアドバイスされました。
サラダ油には、必須脂肪酸であるリノール酸がオリーブオイルよりも多いからです。
皮膚の状態にも影響するそうです。
本来なら、カビの温床となる毛布や敷物などは、定期的に処分し、新しいものに入れ換えた方が良良いとの事でした。
それは、元を絶つのは理解できますが、金銭的難しいなと思いながら聞いていました。
Q先生のお話しを聞いていて、今まで獣医とは根本的に違う!と確信しました。